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【初心者用】ブロックチェーンってなに?【かんたん解説】

投稿日:2022-09-28 | 最終更新日:2022-09-29

巻物リーリー

ブロックチェーンって最近よく聞くけど・・・

相当スゴイ技術らしいよ・・・上手く説明できないけど。

おにぎリーリー

ブロックチェーンの大きな特徴は『改ざんが出来ないことで、データの信頼性・透明性を担保できること』です。
これによって、あらゆる領域における『契約・取引・管理・証明』の在り方が大きく変わっていくと考えられています。

今回のポイント

  • ブロックチェーンとは
  • ブロックチェーンの活用事例

今回は『ブロックチェーンってなに?』について簡単に解説していくよ!

daru

 

 

 

ブロックチェーンとは

 

ブロックチェーン技術とは、【ブロック】と呼ばれる【取引データ】の固まりを、時系列的に鎖(チェーン)のようにつなげていく技術です。ブロック(取引データ)をつなげていく形態がチェーンのように見える事から、【ブロックチェーン】と呼ばれています。

 

ブロックチェーン技術のしくみ

ブロックチェーンは、もともと世界初の仮想通貨である【ビットコイン】を支えるための技術として開発されたものです。

引用:SBI FXトレード

 

ブロックチェーンは、日本語で【分散型台帳】とも言われます。お金のやり取りを記録した『台帳』をあちこちに分けて『分散』し保管しておくことからこう呼ばれています。

この『台帳』を多くの人が共有し保存・管理しています。ブロックチェーンは、誰が・いつ・どのような情報を『台帳』に書き込んだのか明確に共有されており、偽造できない形で保存・管理する技術となります。

 

ブロックチェーンの性質

ブロックチェーンの性質は大きく分けて3つ。

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① データを分散管理

  

 

これまでの保存技術は『中央集権型ネットワーク』と呼ばれています。
例えば、銀行の取引データは銀行(中央)のサーバーで管理されていて、銀行(中央)がハッキング対策を行うことで、取引データは安全に守られます。

しかし、ハッキングやサイバー攻撃による大規模な情報流出は珍しいことではありません。セキュリティ管理ににも大きなコストがかかってきます。ここに『中央集権型ネットワーク』の問題点があります。

 

 

『ブロックチェーン』のシステムでは、この中央にあたる『サーバー』がありません。ブロックチェーンで行われた取引は、リアルタイムでネットワーク参加者全員に共有されます。データが分散して管理されているので、改ざんされた場合はすぐにバレます。

また、ハッキングされても全体に影響は出ません。ファイルが紛失しても他のコンピュータにデータが保管されているため、再び復元することも可能です。

多くのネットワーク参加者が仲間を組み、全体の51%以上のデータを改ざんすることで不正な取引を行うことは理論上可能です。しかし、それを行った場合のリスクの方が非常に高く、現実的には難しいとされております。

51%攻撃と呼ばれてるよね。
電力も半端なく消費されるらしいよ。

daru

 

2⃣ シンクロナイズドシステム

引用:Trendshift

ブロックチェーンは、シンクロナイズシステムがプログラミングされています。これにより、ネットワーク参加者は、過去の取引を改ざんすることが事実上不可能となっています。

左から1番目【クリーム色】の情報を圧縮し、2番目【緑色】のブロックに含めます。同様にブロックが右にどんどん移動しても、過去の情報は残り続けるのが分かります。

 

引用:Trendshift

ここで『改ざん』が行われると、ハッシュ値(ブロック内のデータを圧縮した値)が一致しなくなり、ブロックの不整合が生じる為『改ざん』が発覚します。

 

③ スマートコントラクト

引用:FinTech Journal

スマートコントラクトとは、ブロックチェーンシステム上の概念であり、あらかじめ設定されたルールに従って、ブロックチェーン上の取引を実行させるプログラムです。

ブロックチェーン技術が利用されているため『改ざんできない』『中央管理者を介在させなず、契約内容が自動で実行される』という2つの条件を満たすことが出来ます。

自動販売機を例にすると『購入者が欲しい商品を選択』『代金を投入』この条件が満たされると『自動販売機が商品を払い出す』というプログラムが実行されるようにプログラムされています。

    

ブロックチェーンの活用事例

 

ビットコインをはじめとした仮想通貨にとどまらず、ブロックチェーンは多方面に応用され多種多様なサービスを生み出しています。

『改ざんされにくい』『スマートコントラクト』という特徴も持つため、その広がりはとどまるところを知りません。

  • 独自通貨の流通・管理(仮想通貨の取引等)
  • 業務の効率化・自動化(カルテや処方箋・保険等)
  • 身分証明書や資産の管理(運転免許証・パスポート等)
  • 透明性が担保された決済・証明・契約(不動産取引・資格証明書・卒業証明書等)
  • デジタルアートへの価値(NFT等)

 

ブロックチェーン ✖ 金融

仮想通貨による送金は、金融機関を介さないため手数料が非常に低く、スピーディーに行うことが出来ます。特に、非常に手間がかかる『海外送金』を簡単に済ませることが可能となりました。 

株券などの『有価証券』をデータ化すれば、セキュリティを維持しながら取引手数料を抑制できます。

書類だらけで非常に手間がかかった『不動産取引』をデータ上で行うことで、取引業務の効率化を実現できます。取引書類に作成や押印・銀行訪問や物件立ち合い等の解決に期待されています。

 

ブロックチェーン ✖ 認証

個人情報を管理することjにも相性が抜群です。『運転免許証・パスポート等の身分証明書』等に利用できるようになれば、いちいち提示する手間が省けます。財布の邪魔者『ポイントカード』なども、一元化できるようになるかもしれません。

スマートコントラクトによる自動契約機能は、各種データの管理や登記の自動化に適してます。『車の登録』や『車庫証明』なども時間とコストをかけずに行うことが出来ますね。

 

ブロックチェーン ✖ 保険

ヘルスケアに関するデータ情報(身長体重・処方箋・カルテ)が共有されれば、個人情報の一元管理によりコストが削減され、受診歴や入院歴の情報から『保険料を自動算出』することが出来るでしょう。

スマートコントラクトの技術により『保険料の設定・保険金請求処理』も、より簡単に行うことが出来ます。

また、『保険金の不正請求』に対してもより効果的に検知することが出来ます。

 

ブロックチェーン ✖ 公共サービス

ブロックチェーンをベースとした行政サービスが作られれば、『選挙の投票』『各種申告』『納税』をオンラインで実現できるようになるでしょう。

救急で搬送された際も、『血液型・病歴・受診記録・アレルギー』などの情報をブロックチェーンに保存しておけば、的確な治療を速やかに受けることが可能になります。

 

ブロックチェーン ✖ エンタメ

BCG(BlockChainGame)と呼ばれる、ゲームの世界でもブロックチェーンが活用されています。

ゲームをしながら仮想通貨を稼ぐことが出来ます。『〇〇 to earn』なんて言葉がはやりましたね。
歩いて稼げる『STEPN(ステップン)』などが代表例です。

いかがでしたでしょうか?
ブロックチェーンの今後に期待しかないよね。

daru

 

 

まとめ

今回はブロックチェーンってなに?について解説しました。
理解が深まれば深まるほど無限の可能性を秘めてた技術です。まだまだいろんなことが出来そうですね!

以上となります。
この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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